五階に五つ　馬喰を駆けのぼる相関あり

渡辺えつこ氏ら五人のグループ展「INTERVERS」

＊画像はSNSで＞　INSTAGRAM → https://www.instagram.com/p/Cu_gluLLjHy/

●展：INTERVERS

●時：2023［R05］06/23 Fri. 〜 2023［R05］07/16 Sun.

●所：SOMギャラリー

SOMギャラリーは、福山雅也氏と村上学嗣氏によって2023年にオープンした新しいスポット。

都営新宿線「馬喰横山駅」から徒歩１分にある築68年のビルをリノベーションした「birth」の５階。

猛暑がひと息付いた7月15日に訪れた。

渡辺えつこ氏からお送り頂いた本展DMのタイトルは

「INTERVERSE」ん！ 造語？

「inter」の意味は…「埋葬する」だが

inter-　なら interfaceやinteractionなどで使われ

・間に。 相互に。 真ん中に。を意味する。

そして「inverse」を調べると…

・〈位置・方向、順序や性質、関係などが〉

逆の。反対の。逆さまの。

…ということで、この展覧会ロゴでは、

英字の一部が逆に示され、テーマを暗示していた。

プレスリリースによると、このグループ展は

『既成概念の拡張ひいては表現の拡張への挑戦』とある。

なるほど、当たり前のようにして見ている世界の描き方を、

確たるモノとしていうより、ズレを受け入れることからはじめているように感じた。

異界をひとつの風景として取り込んでおり、

それらの関連、行き来を受け止めてみるのが良いのかもしれない。

さて、このビルのエレベータは狭い。

行きはサッと上がり、帰りは階段を歩くのがおすすめ。

なぜなら…

3F-4Fは「Bakurocho Art Cube」といって

作家のアトリエ兼オフィスになっているので、

創作の空気を感じてゆっくり降りることができるのだ。

馬医・馬商など馬に関する仕事をしていた博労（ばくろう）が

その名の由来である馬喰（ばくろ）町で、

未来を駆け抜ける夢を描いて歩くのも良いだろう。

＊以下、公式サイトより

◎会場風景

　https://www.somgallery.com/inteverse-installation

◎各作品の紹介

　https://www.somgallery.com/interverse-works

◎プレスリリース

　https://www.somgallery.com/interverse

◎参加作家

・渡辺えつこ Etuko Watanabe

・柳澤貴彦 Takahiko Yanagisawa

・ニミュ Nimyu

・坂爪康太郎 Kotaro Sakazume

・西本樹生 Tatsuki Nishimoto

【参考：渡辺えつこ】

◎教師としてのゲルハルト・リヒター

　https://www.momat.go.jp/magazine/135

［2023.07.15 / 2023.07.22 update］

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